ある研究では、今の高校2年生(2007年生まれ)が107歳まで生きられる確率は50%と言われ、世界一の長寿社会となることが予想されています。他の先進国でも軒並み100歳越えとなり、「人生100年時代」と言われています。
人生100年時代は働き方が大きく変わります。これからは、1社で定年まで働くというモデル(3ステージモデル)ではなく、10数年ごとに転職し数社を渡り歩くモデル(マルチステージモデル)になると言われています。すでにその傾向は見えてきています。Z世代(1990年半ばから2010年代生まれ)の方は、10年以上ないしは定年まで同じ会社で働こうと考えている人は28%にとどまり、55%の新入社員は10年以内での転職・キャリアアップを考えているのです。
1~2年で転職を繰り返している方はあまり評価されませんが、5~10年の経験を積んだ転職者の採用を増やしている企業が増加しているようで、採用者側のニーズが一気に高まっています。
乳幼児の話に戻しましょう。私たちが対象としている乳幼児の子どもたちの将来は、そのような社会になります。概ね22歳くらいまで教育を受けて、その後就職。5~10年後に転職し再教育(リスキリング)を受けて、転職先で活躍し、再び転職。最終的には今の定年(60~65歳)を大きく超えて働くことになるのです。
この子たちが身に付けるべき力は、学び続ける意欲、違う環境に飛び込んでいく積極性などで、本園の教育が目指しているところです。自由で主体性を発揮できる遊び、仲間と様々な困難を乗り越えながら物事を達成するという経験などにより身に付けていきます。幼児教育界は本園のような教育の提供をする場へと大きく変わろうとしています。
園長 吉田耕一郎