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2026/05/01

社会が変わる時代に、幼児期にすべきこと

これからを生きる力の土台づくり

「この子は、将来どんな大人になるのだろう」

子育てをしていると、ふとそんな思いがよぎりますよね。 最近は、AIや自動化、働き方の変化など、社会が大きく動いていることを感じる場面も増えました。

「今ある仕事は、この先も続くのだろうか」 そんな不安の声を耳にすることもあります。

今回は、社会が変わる時代に、幼児期にすべきことについて、 園の考えをお伝えします。

仕事は「無くなる・残る」ではなく「変わっていく」

よく、「この仕事は無くなる」「この仕事は残る」と言われます。 けれど実際には、多くの仕事は突然無くなるのではなく、形を変えていくのが現実です。

決まった手順を正確に繰り返す仕事は、機械やAIが得意になっていきます。 一方で、人と関わり、状況を見て考え、判断する力は、これからも人に求められ続けます。

つまり、職業の名前よりも、その中で求められる力が変わっていく、ということです。

幼児期は「将来の準備」ではありません

こうした話をすると、「では、幼稚園から何か特別な勉強が必要なのでは」と思われるかもしれません。

しかし、園が考えている幼児期の役割は、将来のための早期教育ではありません。 幼児期は、人生の準備期間ではなく、土台をつくる時期です。

うまくいかない経験をすること。友だちと気持ちがすれ違うこと。 それでも、もう一度やってみること。

こうした日常の中で、目には見えにくいけれど、 とても大切な力が育っています。

園が大切にしている二つの力

園では特に、次の二つの力を大切にしています。

一つは、レジリエンス。失敗したり、思い通りにいかなかったりしたときに、 気持ちを立て直し、また前を向く力です。

もう一つは、エージェンシー。 困難な状況におかれたときに、自分であるいは仲間とともに、 最適な解決策を見出す力です。

これらは、どんな仕事に就くかに関わらず、 変化のある社会を生きていくための土台になります。

幼稚園は「小さな社会」

幼稚園は、子どもたちにとって初めての「社会」です。

思い通りにならないことがあり、人と折り合いをつける必要があり、 助けたり、助けられたりしながら過ごします。

ここでの経験は、将来の社会生活の縮図でもあります。

園ではこれからも、目先の成果ではなく、 長い人生を支える力を大切に育てていきたいと考えています。

おわりに

社会は変わり続けます。しかし、変化の中でも必要とされる力には、共通点があります。

幼児期に育つ「立ち直る力」「最適解を見出そうとする力」は、 時代が変わっても、子どもたちを支え続けます。

園は、子どもたちの「今」を大切にしながら、 その先につながる育ちを、静かに支えていきたいと思います。

園長 吉田耕一郎

2026/04/01

入園・進級おめでとうございます。

新年度を迎えて

新しい一年のはじまりを、皆さまとこうして迎えられることを心からうれしく思います。 お子さんにとっても、ご家庭にとっても、春は期待と少しの緊張が入り混じる季節です。 どうか安心して、ゆっくりと園での生活に慣れていってほしいと願っています。

一人ひとりに寄り添う保育

本園では、少人数クラスの良さを生かし、専門教育を受けた教職員が、 お子さん一人ひとりの表情や気持ちの動きを丁寧に受け止めながら、 日々の教育・保育を行っています。

こどもたちが自分からやってみたいと思う気持ちを大切にし、 遊びや生活の中で主体的に過ごせる時間をたっぷりと保障していきます。

安心して過ごせる環境づくり

そして今年度は、これまで以上に「安心して過ごせる環境づくり」に力を注いでまいります。

園内の安全管理、健康面への配慮、環境整備、職員同士の連携など、 日々の小さなことも決して見落とさず、細心の注意を払って取り組んでいきます。

どうか、私たちの姿勢を信頼していただき、お子さんを安心してお預けいただければ幸いです。

おわりに

ご家庭の愛情に包まれて育ってきた大切なお子さんを、 職員一同、心を込めてお預かりします。

この一年が、こどもたちにとって温かく、 のびのびと成長できる時間になりますように。

どうぞよろしくお願いいたします。

園長 吉田耕一郎

2026/03/31

こどもに節度を教えない親

― 食事中のゲーム依存を制止できないということ ―

親子で外食をしている場面を見かけると、食事が運ばれてくるまでの時間や、食後のひとときに、 子どもがゲーム機やスマートフォンに夢中になっている姿を目にすることがあります。

忙しい毎日の中で「静かにしていてほしい」という思いは、どの家庭にもある自然な気持ちです。 子育ての大変さを知る者として、その思いに寄り添いたいとも感じます。

食卓という大切な時間

しかし、食卓は本来、親子が向き合い、言葉を交わし、心を通わせる大切な時間です。

「今日どうだった?」「これ、おいしいね」といった何気ない会話の積み重ねが、 子どもの安心感や自己肯定感を育て、親子の関係を豊かにしていきます。

その時間が、気づかぬうちにゲームに置き換わってしまうとしたら、 私たちは大切な“育ちの機会”を失ってしまうかもしれません。

「待つこと」も大切な経験

また、食事を待つ時間に退屈を感じること、思い通りにいかずに気持ちが揺れること、 周囲の人に配慮しながら過ごすこと――これらは、 子どもが社会の一員として育っていくために欠かせない経験です。

節度を育てるということ

もし、子どもが食事中にゲームを手放せなくなっているのだとしたら、 それは単なるマナーの問題ではなく、 親が子どもの衝動を受け止め、節度を伝える役割を果たしきれなくなっているサインでもあります。

節度とは、子どもが自分の気持ちを整え、 周囲と調和しながら生きていくための力です。

これは、親が日々の生活の中で 「今はやめようね」「待つ時間も一緒に楽しもうね」と、 丁寧に伝え続けることで育まれていきます。

園としての願い

私たちの園は、子どもを真ん中に、家庭と地域と園が共に育ち合う場でありたいと願っています。

親子で向き合う食卓の時間を大切にすることは、 その理念の延長線上にあります。

おわりに

卒園・進級を迎えるこの春、 子どもたちの未来のために、私たち大人がどんな姿勢を示していくのかを、 改めて一緒に考えていけたらと思います。

今年度のご協力・ご理解、ありがとうございました。 来年度もよろしくお願いいたします。

園長 吉田耕一郎

2026/03/16

子どもたちの「これから」を支える力

無くなる仕事がある時代に、幼児期にしなければいけないこと

「この子は、将来どんな仕事に就くのだろう」――子どもたちの寝顔を見ながら、そんなことを考えたことがある方も多いと思います。 最近は、AI、IT、自動化といった言葉が身近になり、「将来、仕事はどうなるのだろう」「今ある仕事は残るのだろうか」と、 不安を感じる場面も増えてきました。

そこで今回は、仕事が変わっていく時代に、幼児期に何を大切にすべきかという視点から、お話しします。

無くなっていく仕事、形を変える仕事

これからの社会では、すべての仕事が同じ形で残るわけではありません。

たとえば、

  • 決められた手順を繰り返す仕事
  • 判断を伴わない単純作業
  • マニュアル通りに処理する事務的な仕事

こうした仕事の一部は、すでに機械やAIに置き換わり始めています。 これは「良い・悪い」という話ではなく、社会の仕組みが変わっていくということです。

それでも、無くならない仕事があります

一方で、今も、そしてこれからも人手不足が続くと考えられている仕事があります。

保育や教育、医療や介護、技術職や職人の仕事、物流や公共サービスなどです。

これらの仕事に共通しているのは、人と関わり、その場で考え、状況に応じて判断する必要があることです。 正解が一つではなく、相手や環境によって対応を変える。こうした仕事は、機械には任せきれません。

仕事の「中身」が変わる時代

大切なのは、「この仕事は残る」「この仕事は無くなる」と単純に分けることではありません。 多くの仕事は、中身が変わっていくのです。

同じ職業名でも、考える力や判断する力、人と関わる力が、これまで以上に求められるようになります。 だからこそ、特定の職業に早くから当てはめるよりも、どんな変化にも対応できる力が重要になります。

失敗しても、また立ち上がれる力

園で大切にしている力の一つが、レジリエンスです。いわゆる「立ち直る力」です。 思い通りにいかず、悔しい思いをしたとき、友だちとぶつかってしまったとき。 そうした経験は、幼児期には日常的に起こります。

教育心理学の研究でも、こうした経験を通して、気持ちを立て直し、再び行動する力が育つことが示されています。

📌 注釈

園生活の中での小さな困難への向き合い方が、子どものレジリエンスと関係していることが研究から示されています。 将来、仕事の形が変わっても、失敗や戸惑いは必ずあります。そのときに、折れずに立ち直れる力は、 どんな仕事に就いても、その人を支えます。

困難な状況に立ち向かい、正解ではなく、最適解を見つけ出す力

もう一つ大切にしているのが、エージェンシーです。 これは、予測不能な社会の中で、困難に向き合い、自分あるいは仲間とともに、最適な解決策を見つけ出していく力です。

以前と違うのは、「正解がない」ということです。 これからの社会で生きていくには、困難な状況の中でも考え、選び、工夫しながら進んでいく力が必要になります。

遊びの中で、やりたいことを選び、うまくいかなくても工夫する経験は、まさにこの力の芽です。

世界でも重視されている幼児期の力

国際的な幼児教育の研究や方針でも、レジリエンスやエージェンシーは、 変化の大きい社会を生きるための重要な力として位置づけられています。

📌 注釈

世界的にも、幼児期からこれらの力を育てることが重視されています。

幼稚園で育てているもの

幼稚園は、将来の職業を教える場所ではありません。

しかし、仕事が無くなる・変わる時代だからこそ、どんな仕事にも向き合える土台を育てる場所だと、私たちは考えています。 転んで泣いたあとに立ち上がること。迷いながらも、自分で選ぶこと。友だちと関わり、折り合いをつけること。

その一つひとつが、将来、仕事の形が変わっても、子どもたちを支える力になります。

おわりに

将来、どんな仕事に就くかは、今はまだ分かりません。

けれど、変化に対応できる人であるかどうかは、幼児期の経験によって大きく左右されます。

園ではこれからも、目に見えにくいけれど確かな力を、大切に育てていきたいと思います。

園長 吉田耕一郎

2026/02/03

2月号 「合理的配慮」という考え方 - すべての子どもが育ち合うために -

「合理的配慮」という言葉を、最近よく耳にするようになりました。

一方で、「特別扱いなのでは?」「ほかの子に不公平では?」と感じられる方も、いらっしゃるかもしれません。

そこで、園が大切にしている合理的配慮の考え方について、できるだけ分かりやすくお伝えします。

合理的配慮とは「同じにすること」ではありません

まず、大切な点があります。
合理的配慮とは、すべての子どもを同じように扱うことではありません。

たとえば

背の低い子と高い子が同じ棚の物を取ろうとするとき、同じ台を渡しても、届く子と届かない子が出てきます。

そこで、背の低い子には必要な高さの台を用意する。

それが「配慮」です。
これは特別扱いではなく、同じスタートラインに立つための工夫です。

なぜ合理的配慮が必要なのでしょうか

障がいのある子どもや、発達に特性のある子どもたちは、

  • 音や光に敏感だったり
  • 言葉での理解が難しかったり
  • 気持ちの切り替えに時間がかかったり

することがあります。もし何の配慮もなければ、「分かっているのにできない」「やる気がないように見える」そんな誤解が生まれてしまいます。
合理的配慮は、その子の力が正しく発揮されるようにするための環境調整です。

園で行っている合理的配慮の例

園では、次のような配慮を行うことがあります。

言葉だけでなく、絵や実物で伝える
活動の見通しを事前に知らせる
静かに過ごせる場所を用意する
一斉活動への参加の仕方を調整する

これらは、「できないから免除する」ためではありません。その子なりに参加し、経験するための工夫です。

実は、すべての子どもに役立っています

合理的配慮は、障がいのある子どもだけのものではありません。

  • 分かりやすい説明
  • 落ち着ける環境
  • 無理のない関わり方

これらは、どの子にとっても安心につながります。結果として、クラス全体が落ち着き、子ども同士の理解も深まっていきます。

将来につながる大切な学び

合理的配慮のある環境で育つことは、将来の社会生活にもつながっています。
子どもたちは、

  • 人には得意・不得意があること
  • 助け合いながら進めばよいこと
  • 必要なときに助けを求めてよいこと

を、日常の中で自然に学んでいきます。これは、多様な人と働く社会において、とても大切な力です。

「甘やかし」ではありません

合理的配慮は、子どもを甘やかすことではありません。
むしろ、その子が自分の力で社会と関われるようにするための土台です。
無理に同じことをさせるのではなく、その子に合った形で挑戦できるようにする。
それが、本当の意味での「自立」につながります。

園として大切にしていること

園では、

  • 一人ひとりの違いを認めること
  • 困っているサインを見逃さないこと
  • 必要な支援を、必要な形で行うこと

を大切にしています。これは、特定の子のためだけではなく、すべての子どもが安心して育つための姿勢です。

おわりに

社会は、同じ人ばかりでできているわけではありません。違いのある人同士が、工夫し、支え合いながら成り立っています。
幼稚園は、その「小さな社会」の入り口です。合理的配慮のある環境の中で、子どもたちは自分も大切にされ、相手も大切にする心を育てていきます。これからも園は、すべての子どもたちの育ちを支えていきたいと考えています。

園長 吉田耕一郎

2025/12/26

1月号

こちらは、昨年度に園だより等でお伝えしてきた文章を、記録として時系列で掲載しています。

いよいよ令和8年になりますね。

ということは、進級・卒園がすぐそこということです。

各年齢段階で確かな成長を保護者の方と協調してきているので、

お子さんは確実に伸びてきていると思います。

本園の教育方法を深く理解いただきありがとうございます。

本園では、遊び込み、仲間と関わり合い、興味・関心を持ったことを自主的に追求しようとする姿勢を大切にしています。

これらのことが、子ども達の将来の可能性をひろげることと信じています。

これからもホンモノの教育を全教職員で共通理解しながら取り組んでまいります。

本年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。 

園長 吉田耕一郎

2025/12/01

12月号

こちらは、昨年度に園だより等でお伝えしてきた文章を、記録として時系列で掲載しています。

いよいよ12月になりました。

月日の流れはあっという間でした。

その間のお子さんの成長の歩みは確実なものでした。

にじさんは、移動運動(〜歩く)が達者になったり、

言葉が増えたり、遊びのレパートリーが増えたりしました。

以上児さんは発表会でご覧になられたように見違えるように成長しました。

この育ちの土台は保護者の方の愛と保育者との信頼関係だと思います。

さらに育ちに応じた教育的な関わりでした。

一人ひとりのお子さんの成長をとてもうれしく思っています。

進級、進学までのこれからの大事な時期をますます大切にしていきたいと思っています。          

園長 吉田耕一郎

2025/11/04

11月号

こちらは、昨年度に園だより等でお伝えしてきた文章を、記録として時系列で掲載しています。

あっという間に冬の様相になり、

体調が追いつかない感じですが、皆様いかがですか?

11月は以上児さんとひよこさんの発表会が大きな行事として開催されます。

かつての発表会は先生がこどもに教え込むようなものでしたが、

今はこどもが主体になり、先生が下支えするのが良いと言われています。

北光幼稚園でも、

子ども達の思いを大切にして、主体性を育む取り組みがなされています。

ご家族の方にはお子さんの成長の感動をお伝えしたいと思っています。

園長 吉田耕一郎


2025/10/22

10月号

こちらは、園だより等でお伝えしてきた文章を、記録として時系列で掲載しています。

トンボが飛ぶのを見ると秋を感じます。

この時期は来年度の園児募集や職員採用も始まり、

令和8年度のデザインが見えてきます。

園児募集では、みなさんが口コミで、

本園を勧めてくださってくれているので、少子化にも関わらず、募集は好調です。

職員採用も、大学や実習生の高評価で多くの方が受験してくれそうです。

この状況にあぐらをかかず、

一人ひとりに丁寧に教育保育するという基本、

保護者とともにという姿勢を大切に日々過ごしてまいりますので、よろしくお願いします。         

園長 吉田耕一郎

2025/09/15

9月号

こちらは、園だより等でお伝えしてきた文章を、記録として時系列で掲載しています。

2学期が始まり、

元気いっぱい登園してきてくれました。

もとの活気に戻り、毎日遊び込んでいます。

今学期は、

一人ひとりがますます成長していくように援助しつつ、

仲間やクラスとしての集団中での自己発揮もさらに伸ばしていきます。

担任の先生方の温かな眼差しを心の支えにして、

どんどん外向きの積極性や協調性を伸ばしていきます。

ドキュメンテーション、参観日、発表会などを通して、

お子さんの成長をお楽しみください。 

園長 吉田耕一郎

2025/08/07

8月号

こちらは、園だより等でお伝えしてきた文章を、記録として時系列で掲載しています。

こどもたちは毎日の生活の中で、

「できた!」「伝えたい!」という思いをたくさん育んできました。

その背景には、保護者の皆さまの見守りと、職員による丁寧な保育があります。

今学期は、

保護者の方々との関わりの中で、

言葉の伝え方や気持ちの受け止め方に悩む場面もありましたが、

職員同士が支え合い、こどもたちの育ちに真摯に向き合ってきました。

本園はこれまでの歩みを礎に、

これからもご家庭の皆さまと力を合わせながら、

一人ひとりのこどもに寄り添う、安心できる園づくりを大切にしてまいります。

2学期もこどもたちの成長の瞬間を、

ご家庭と一緒に喜び合えるよう、温かなつながりを育んでいけたらと思います。 

園長 吉田耕一郎

2025/07/08

7月号

こちらは、園だより等でお伝えしてきた文章を、記録として時系列で掲載しています。

運動会を、

子どもたちが一人ひとりの力を充分発揮する形で開催することができました。

これは、本園でのびのびと過ごせるようになった子どもたちの本当の力の表れですし、

それを丁寧に教育・保育してきた先生たちの努力、

保護者の皆様のご理解・ご協力の賜物だと思います。

日は経ちましたが、子ども達をたくさんほめてあげてください。

また、お父さんたち有志のご協力でひまわり畑もできました。

場所は小学校前の畑です。咲き誇るひまわりを楽しみにお待ちください。

園長 吉田耕一郎

2025/05/08

5月号

こちらは、園だより等でお伝えしてきた文章を、記録として時系列で掲載しています。

子どもたちは徐々に生活や場にも慣れ、

どんどん活動的になってきています。

先日の誕生会では、

年長さんの立派な司会、誕生児のたくましくなった姿が見られ、

まずは素晴らしいスタートをきっているなと安心しました。

保護者の皆様のPTA総会でのご意見にすぐに対応し、

新しい登降園システムや連絡方法にご対応いただきありがとうございます。

連休中は健康的でそして安全にお過ごしください。

園長 吉田耕一郎

2025/04/15

入園・進級おめでとうございます

こちらは、園だより等でお伝えしてきた文章を、記録として時系列で掲載しています。

本園は少人数クラスで、専門教育を受けた教職員が、

お子さんを細やかに教育・保育していきます。

そして大切にしているのは、こどもの自発的・主体的な取り組み(遊びや生活)です。

ご家族の愛情に包まれたお子さんを大切に保育していきますので、

この一年どうぞご協力お願いします。

2025/03/25

今年もこどもから感動を受け取る

振り返ると、あっという間に一年が過ぎました。ただ毎日が子どもたちにとって安全で有意義に過ごされることを願い続けた365日でした。

さて3月15日に第46回卒園式を挙行し、31名の年長児とその保護者の方が卒園していきました。この卒園児から私は6年間にわたり感動をもらってきました。最終的には卒園式という形で立派に育ったと思うのです。特に園長式辞を食い入るように聞く姿は今まで経験したことのない集中度でした。そして最後の歌と言葉には胸が熱くなりました。

そういえば未満児さんの発表会でのちゅうくらいのにじ組の発表は圧巻でした。1歳児がこれほどの発表ができるとはと驚きをもって鑑賞しました。しかし実は、今年の1歳児がとびぬけているというわけではないのです。先生の発表の演出によって、子どもの持っている力が存分に発揮した姿だったのです。この卒園式に向けての担任と子どもとの営みが、このような感動的な卒園式となったのだと思うのです。

今月無事に子どもたちはそれぞれの学年を終えます。翌4月には進級することなりますが、この時に子どもたちは進級というステージを乗り越えなければなりません。その子なりのエージェンシーを涵養させるのです。

また新たな感動をこどもたちからいただけることを願いながら、年度末を締めたいと思います。保護者の皆様、この一年ご理解・ご協力ありがとうございました。

園長 吉田耕一郎

2025/03/01

読み聞かせ

もう3月になり、進級・卒園の時期となりました。年長さんは、最後の幼稚園生活を満喫したり、卒園式に向けて取り組んだりしています。特に卒園式の練習には何度か参加し、そのたびに、涙が流れそうになります。その他の学年も、進級に向けて、グッと伸びてきています。

この時期になると、幼稚園として一人ひとりのお子さんに対し丁寧に向き合ってきたかを自問自答します。誰一人として見落とさず、必要な援助をしてきたかと。偶然にも先日(2/26)、東洋大学の高橋健介教授が来園し、いちご組を視察されていきました。一人ひとりの子どもが遊び込んでいるかをビデオで録画しながら検証していました。

担任の森先生は緊張しながらも、一人ひとりに対し丁寧なまなざしと援助をしていることがわかりました。この時の保育は、年長さんへのプレゼントを作る子への援助をしていましたが、様々な問いかけに適切に応えたり、より関心や意欲が高まるような援助をしていました。

毎日の子育ての中では、日々の忙しさのために、丁寧に関われない時もあります。そんな時はいったん立ち止まり、冷静になることも必要です。保育もそのような反省をしながら、丁寧さを洗練させているのです。

さあ卒園・進級までの残り少ない日々、しっかりと育てていきたいと思っています。また、進級される保護者の方には、新しいクラス編成や担任をお知らせしますので、進級を楽しみに準備していただけたらと思います。

最後になりますが、最近降園されるときに絵本コーナーでお子さんに読み聞かせをしていく方がおり感心してます。忙しくとも心の余裕を大切されているんだなあと思います。私たちもそのような気持ちでお子さんと関わっていかなければと思っています。 

園長 吉田耕一郎


2025/02/01

ビタミンD=太陽のビタミン=欠乏と神経発達との関連

昨年に引き続き、ビタミンDの話です。ビタミンDは魚などからも吸収できますが、外遊びによって、太陽の光を浴びると皮膚でも作られます。昨年引用した論文では、ビタミンD不足の子は外遊びが短いことが証明されました。

最近発表された論文では、ビタミンD欠乏の2歳男児においては、神経発達(言葉の発達、コミュニケーションの発達、知的な発達等)に遅れが出ることが証明されました。外遊びの重要性がますます高まることと思います。

さらにこの状況を加速させるような研究データも明らかになりました。メディアの視聴時間が長い子ほど発達がゆっくりになることもわかってきたのです。

外で遊ぶ時間が短く、室内でテレビやスマホを見ている時間が長いと、発達に悪い影響が出ることが明らかなのです。日本小児科学会では、2歳未満はテレビ等の視聴を避け、2歳から5歳でも1日1時間に制限するように呼び掛けています。

一方保護者のスマホ依存も子どもの発達に悪影響を与えることがわかってきています。子どものサイン(泣く、呼びかけなど)に対して、スマホに集中し過ぎて、反応をしないでいることが多くなると、子どもはイライラや感情障害を引き起こすと言われているのです。 

本園の先生はいつも身体中にカイロを貼って、外遊びにこどもを誘い出し、太陽の光をたっぷりと浴びさせています。

さらに、先生達は子どものサインを見逃さず、「おむつを替えましょうか?」「眠たくなりましたか?」等々たくさん声かけたり、うなづいたりしています。子ども達と先生達が、豊かな関係性の中で過ごしています。

乳幼児期からの幼稚園などの集団保育は、子どもの健全な成長を促しているのです。

園長 吉田耕一郎

2024/12/20

今年一年、ありがとうございました

この一年、本園の取り組みに対し、ご理解とご協力、そして力強いご支援をいただきましたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

お子さんも、大変よく成長されましたね。

ちいさいにじのお子さんは、幼稚園に信頼できる大人を見つけることができました。

ちゅうくらいのにじさんは、幼稚園の環境にすっかり慣れ好奇心を高めています。

おおきいにじさんは、心も体もたくましくなりました。

年少さんは、クラスという集団の生活を楽しめるようになりました。

年中さんは、生活面での自立が益々進み、自信に満ちてきています。

年長さんは、気の合う友達とのかかわりが深まってきました。

そして、保護者の方も親・大人として、実感はないかもしれませんが、確かに成長しているはずです。

新年も気持ちを新たに、頑張ります。まずは手始めに、情報発信方法を1~3月の間で、職員、保護者のわかりやすいシステムに変更していきます。これまで、写真やお便りを添付ファイルという形で配信していましたが、もっと見やすい形にしていきます。また、園内で撮影した写真も、無料でダウンロードできるシステムを導入します。

頼みづらいこともあります。物価高やサービスの向上に伴う、教育充実費の値上げです。詳細は次回お伝えします。

とにかく、お子さんとともに、よいお年をお迎えください。

園長 吉田耕一郎

2024/12/13

12月 人生100年時代、リスキリング


ある研究では、今の高校2年生(2007年生まれ)が107歳まで生きられる確率は50%と言われ、世界一の長寿社会となることが予想されています。他の先進国でも軒並み100歳越えとなり、「人生100年時代」と言われています。

人生100年時代は働き方が大きく変わります。これからは、1社で定年まで働くというモデル(3ステージモデル)ではなく、10数年ごとに転職し数社を渡り歩くモデル(マルチステージモデル)になると言われています。すでにその傾向は見えてきています。Z世代(1990年半ばから2010年代生まれ)の方は、10年以上ないしは定年まで同じ会社で働こうと考えている人は28%にとどまり、55%の新入社員は10年以内での転職・キャリアアップを考えているのです。

1~2年で転職を繰り返している方はあまり評価されませんが、5~10年の経験を積んだ転職者の採用を増やしている企業が増加しているようで、採用者側のニーズが一気に高まっています。

乳幼児の話に戻しましょう。私たちが対象としている乳幼児の子どもたちの将来は、そのような社会になります。概ね22歳くらいまで教育を受けて、その後就職。5~10年後に転職し再教育(リスキリング)を受けて、転職先で活躍し、再び転職。最終的には今の定年(60~65歳)を大きく超えて働くことになるのです。

この子たちが身に付けるべき力は、学び続ける意欲、違う環境に飛び込んでいく積極性などで、本園の教育が目指しているところです。自由で主体性を発揮できる遊び、仲間と様々な困難を乗り越えながら物事を達成するという経験などにより身に付けていきます。幼児教育界は本園のような教育の提供をする場へと大きく変わろうとしています。

                              園長 吉田耕一郎

11月 高齢者の方と関わりあう


幼稚園は、様々な個性が出会い育ちあったり、異なる年齢の子ども同士が出会い育ちあう場であったりします。これはそもそも、地域や家庭にあった機能でした。

1960年台からの高度成長期に、職と住居が分離され、2世帯同居から核家族化が一気に進み、いわゆるおじいちゃん・おばあちゃんとの日常的な接触がなくなってしまいました。様々な子どもたちが関わり育ちあっていた地域の路地や空き地は、モータリゼーションの急激な普及により安全な場では無くなってしまいました。

特に高齢者の方とのかかわりの機会は全くと言っていいほど無くなってしまったので、幼稚園での意図的な機会の提供が必要となりました。本園はコロナ渦前には地域の老人保健施設などとの年一回の交流をしていました。

そんな折、介護保険法に基づき市町村が設置する地域包括支援センター(高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう支援する様々な機能を持った機関)である「南部地域包括支援センター」との関りが生まれました。しかも継続的な交流の機会を提供いただきました。おそらくこのような取り組みをしている保育・教育施設はないものと思われます。

支援センターに付属している“まんまるのうえん”でのいも植え・収穫・会食の機会を子どもたちに提案・提供していただき、高齢者からのお手伝いや指導をいただきながらの貴重な経験でありました。子どもたちは高齢者の方との自然なかかわりを楽しむようになりましたし、高齢者の方はこの機会をとても楽しみにしていてくれました。先日、カレーをいただきに訪問しました。子どもたちは、高齢者の方からの問いかけに応えたり、会食を楽しんでいたりしていました。最後にはこどもたちからは、お礼の“よさこい”披露、高齢者の方からはお土産をいただき、大喜びでした。この有意義な交流は継続していきたいと思っています。

                                 園長 吉田耕一郎