昨年に引き続き、ビタミンDの話です。ビタミンDは魚などからも吸収できますが、外遊びによって、太陽の光を浴びると皮膚でも作られます。昨年引用した論文では、ビタミンD不足の子は外遊びが短いことが証明されました。
最近発表された論文では、ビタミンD欠乏の2歳男児においては、神経発達(言葉の発達、コミュニケーションの発達、知的な発達等)に遅れが出ることが証明されました。外遊びの重要性がますます高まることと思います。
さらにこの状況を加速させるような研究データも明らかになりました。メディアの視聴時間が長い子ほど発達がゆっくりになることもわかってきたのです。
外で遊ぶ時間が短く、室内でテレビやスマホを見ている時間が長いと、発達に悪い影響が出ることが明らかなのです。日本小児科学会では、2歳未満はテレビ等の視聴を避け、2歳から5歳でも1日1時間に制限するように呼び掛けています。
一方保護者のスマホ依存も子どもの発達に悪影響を与えることがわかってきています。子どものサイン(泣く、呼びかけなど)に対して、スマホに集中し過ぎて、反応をしないでいることが多くなると、子どもはイライラや感情障害を引き起こすと言われているのです。
本園の先生はいつも身体中にカイロを貼って、外遊びにこどもを誘い出し、太陽の光をたっぷりと浴びさせています。
さらに、先生達は子どものサインを見逃さず、「おむつを替えましょうか?」「眠たくなりましたか?」等々たくさん声かけたり、うなづいたりしています。子ども達と先生達が、豊かな関係性の中で過ごしています。
乳幼児期からの幼稚園などの集団保育は、子どもの健全な成長を促しているのです。
園長 吉田耕一郎
