お知らせ

2026/02/04

毎年恒例の節分行事を行いました。

 先日、園では毎年恒例の節分行事を行いました。

やる気満々の園長先生

今年も園長先生が赤鬼に扮して登場し、

子どもたちは少しドキドキしながら豆まきをしました。

泣いてしまう子、

勇気を出して豆を投げる子、

少し離れて様子を見る子など、

反応はさまざまでした。

節分は、日本の文化に親しむとともに、

「こわい」と感じる気持ちや、友だちと一緒に行事を体験する大切さを学ぶ機会でもあります。

行事のあとは、安心していつもの園生活に戻っています。

2026/02/03

2月号 「合理的配慮」という考え方 - すべての子どもが育ち合うために -

「合理的配慮」という言葉を、最近よく耳にするようになりました。

一方で、「特別扱いなのでは?」「ほかの子に不公平では?」と感じられる方も、いらっしゃるかもしれません。

そこで、園が大切にしている合理的配慮の考え方について、できるだけ分かりやすくお伝えします。

合理的配慮とは「同じにすること」ではありません

まず、大切な点があります。
合理的配慮とは、すべての子どもを同じように扱うことではありません。

たとえば

背の低い子と高い子が同じ棚の物を取ろうとするとき、同じ台を渡しても、届く子と届かない子が出てきます。

そこで、背の低い子には必要な高さの台を用意する。

それが「配慮」です。
これは特別扱いではなく、同じスタートラインに立つための工夫です。

なぜ合理的配慮が必要なのでしょうか

障がいのある子どもや、発達に特性のある子どもたちは、

  • 音や光に敏感だったり
  • 言葉での理解が難しかったり
  • 気持ちの切り替えに時間がかかったり

することがあります。もし何の配慮もなければ、「分かっているのにできない」「やる気がないように見える」そんな誤解が生まれてしまいます。
合理的配慮は、その子の力が正しく発揮されるようにするための環境調整です。

園で行っている合理的配慮の例

園では、次のような配慮を行うことがあります。

言葉だけでなく、絵や実物で伝える
活動の見通しを事前に知らせる
静かに過ごせる場所を用意する
一斉活動への参加の仕方を調整する

これらは、「できないから免除する」ためではありません。その子なりに参加し、経験するための工夫です。

実は、すべての子どもに役立っています

合理的配慮は、障がいのある子どもだけのものではありません。

  • 分かりやすい説明
  • 落ち着ける環境
  • 無理のない関わり方

これらは、どの子にとっても安心につながります。結果として、クラス全体が落ち着き、子ども同士の理解も深まっていきます。

将来につながる大切な学び

合理的配慮のある環境で育つことは、将来の社会生活にもつながっています。
子どもたちは、

  • 人には得意・不得意があること
  • 助け合いながら進めばよいこと
  • 必要なときに助けを求めてよいこと

を、日常の中で自然に学んでいきます。これは、多様な人と働く社会において、とても大切な力です。

「甘やかし」ではありません

合理的配慮は、子どもを甘やかすことではありません。
むしろ、その子が自分の力で社会と関われるようにするための土台です。
無理に同じことをさせるのではなく、その子に合った形で挑戦できるようにする。
それが、本当の意味での「自立」につながります。

園として大切にしていること

園では、

  • 一人ひとりの違いを認めること
  • 困っているサインを見逃さないこと
  • 必要な支援を、必要な形で行うこと

を大切にしています。これは、特定の子のためだけではなく、すべての子どもが安心して育つための姿勢です。

おわりに

社会は、同じ人ばかりでできているわけではありません。違いのある人同士が、工夫し、支え合いながら成り立っています。
幼稚園は、その「小さな社会」の入り口です。合理的配慮のある環境の中で、子どもたちは自分も大切にされ、相手も大切にする心を育てていきます。これからも園は、すべての子どもたちの育ちを支えていきたいと考えています。

園長 吉田耕一郎