お知らせ

2022/01/29

宇宙を作る

 

冬休みを終え、始業式当日に子どもたちの元気な顔を見て、うれしく思いました。始業式では私から子どもたちに「3学期は仲間とともに、何かに挑戦してみてください」と話しました。3学期の各学年は、一年の集大成のような時期にしてほしいと願っているからです。

年長のひまわり組さんは、昨年末から“宇宙”や“化石”に興味を持ち、みんなで取り組んでいます。特に宇宙に関しては昨年の11月中旬頃から、光の変化→プラネタリューム→星→宇宙へと興味の発展のプロセスを歩んできたそうです。“宇宙”になってからは、図鑑で調べたり、みんなと話し合ったり、北見文化センターに行ったりして、興味を深めてきています。現在の最終目標は宇宙探検ができるような遊びにしていきたいそうです。

私は年長さんの遊びは、このように長期に渡って興味を広げたり深めたりしていく遊びになってほしいと思っていました。お泊まり会や運動会、発表会などで仲間と協力しながら長期で取り組んできたことにより、自分達で見つけたテーマを深めることができるようになってきたのだと思います。

遊びというと、刹那的(その場だけの)なものと捉えられがちですが、先生の適切な援助や遊具や材料が用意されれば、このような遊びへと発展するものなのです。

今の子どもには、このように自分達で課題を見つけ、それに対して長い期間発展させていく力が必要だと思います。その中では様々な困難に出会うことになると思いますが、それを自分の力や仲間とともに乗り越えていく力がとても必要なのです(レジリエンスとかエージェンシー)。


2022/01/20

1年のまとめとしての3学期


 冬休みを幼稚園で過ごした子どもも、家庭で過ごした子どもも、みんなが登園し、活気あふれる3学期が始まりました。私たち教職員も今日を楽しみに待っていました。

 乳幼児期の子どもは、保育教諭等の特定の大人との親しい人間関係を軸にして営まれる生活から、より広い世界に目を向け始めると言われます。そして、生活の場、他者との関係、興味や関心などが急激に広がり、依存から自立に向かいます。従いまして、益々きめ細やかな援助を心がけ、一人ひとりの個別最適な育ちや学びを促していきたいと思います。 

3学期の未満児さんにあっては、生活習慣面(睡眠、食事、着替え、トイレ)での一層の自立を促していきたいと思います。また、仲間と過ごすことの楽しさや身近なものとの関わりも促していきたいと思います。

以上児さんにあっては、個々の子どもが進級を期待しながら上級学年へ向けて、或いは進学に向けて、意欲的・主体的に育っていけるように支えていきたいと思っているところです。特に、以上児さんの3学期は、自立・仲間関係・興味関心の広がり、深まりが急激に成長する時期でもありますので、それに応えていきたいところです。典型としては、年長さんの遊びに象徴されるように、目的をみんなで共有し、時間をかけて深めていくような遊びを最後に経験させたいと思っています。

今幼児期を過ごしている子どもたちの未来は、かなり予測不能な世界と言われています。さまざまな仕事がAI化されることでしょう。働き方も一部の職種を除いてリモートワークが一般的になってくることでしょう。そのような未来で力を発揮できる大人に育つためには、乳幼児期に、主体的に物事に取り組める力を育て、しかも変化に翻弄されないで変化に果敢に挑む力を育てていかなくてはいけないと思っています。

幼児期に教育が終結するわけはなく、その後の小学校教育での育ちも見据え、子どもたちの日々を援助していきたいと思っています。

短い3学期ですが、保護者の皆様には我が子の成長を楽しみしながら、そして本園に対するご理解・ご協力をと願っています。よろしくお願いします。                  吉田耕一郎


2022/01/17

コロナ禍の中にあっても、子どもたちは逞しく成長しました


 昨年の年末の幼稚園便りでは「今年も残り少なくなってきて、一年を振り返るときにどなたもコロナ禍が一番先に出てきてしまうという、忌まわしい一年でもあったと思います。」と書きました。その時は、次の一年で収束に向かうであろうと願っていました。しかし、実際は、運動会の延期、各種行事への保護者参加の人数制限と変わりないものでした。保護者の皆様にはご理解とご協力をいただいた一年でした。ありがとうございました。

本園の教職員も大変な一年でした。通常の“保育”と言う仕事以外の“消毒”という作業が常態的に課されることとなり、毎日毎日いたるところを丁寧に消毒してくれていました。幸いコロナの感染はありませんでしたが、感染性胃腸炎が流行ったりして、気の休まることのない一年を送ってくれました。園長として教職員の日々の弛まない取り組みに感謝しているところです。

一方子どもたちは、保護者や教職員の支えの中にあって、北見北光幼稚園らしい保育―自発的に遊びこむーを経験することができました。外では砂遊び、水遊び、お家ごっこ、竹馬、鉄棒など、室内では創意工夫して様々なごっこ遊び、探求的な遊びなどに取り組んでいました。一人で物事に集中したり、仲間と協力し取り組んでいたりしていたのです。

その結果、一人ひとりの子どもたちは、着実にそして逞しく育ちました。未満児さんにあっては、睡眠と覚醒のリズムの確立、排泄の自立、衣服の着脱などの生活習慣の部分的な自立、仲間や集団の意識の芽生え、遊びを通した様々な遊具や材料との関わりができるようになりました。以上児さんにあっては、生活習慣面での自立、言葉の成長、友達関係の深まりや広がり、探究心や計画性、創意工夫する力なども年齢相応に育ちました。

子どもたちは楽しい思い出が残る一年を過ごせたのではないでしょうか。

保護者の方には、今年もコロナ禍対応で多くのご協力をいただきました。ありがとうございました。

来年もどのような事態であっても、子どもまんなかの生活を目指していきたいと思っています。どうぞ良いお年をお迎えください。 園長 吉田耕一郎