本園では広い園庭や畑を活かして、さまざまな物を育て、子どもたちに実体験を得られるようにしています。幼稚園の裏の畑では、昨年以上にジャガイモ、とうきび、枝豆、大根を栽培しています。園庭の花壇や園庭に散らばるタイヤ花壇では、色水遊びや砂遊びに適した数種類の花を栽培しています。ビニールハウスでは、きゅうり、ブロッコリー、トマトを栽培しています。
そしてもう一つ、雑草も育てています。西棟になって6年目、やっと様々な雑草が育つようになりました。たんぽぽ、シロツメクサなどのほか、名前のわからないものもたくさん育つようになりました。これらは手入れが悪くて育っているのではなく、あえて残しています。おにぎり山(西棟園庭の築山の名前です)に雑草をかき分けて登ったり、登るときに支えになったりしています。また砂遊びやごちそう作りなどの遊びでは、お米に見立てたり、ケーキやごちそうのトッピングになったりしています。
東大の研究チームによると、園庭は多様であることが子どもの豊かな経験を生み出すと言っており、雑草も大切な環境の一つだと言われています。
自然と寄り添いながら、自然を遊びに取り込んでいくことはとても重要な体験になることと思うのです。そんな視点で本園の園庭の意味を受け止めくれると嬉しいです。 園長 吉田耕一郎